再投稿「産後ケア事業」の充実の重要性

産後ケア事業の充実で「笑顔で子育てできるまち」へ

香芝市における産後ケア事業は、子育て環境のスタートを支える重要な土台となっています。母親と子どもの健康を守り、安心して子育てできる社会を実現するためには、産後のサポートが不可欠です。核家族化が進み、転入世帯が多い香芝市では、地域とのつながりがないまま出産を迎え、孤立しやすい状況にあるため、行政の支援の重要性はさらに高まっています。


産後ケア事業の意義

出産後の母親は、身体の回復だけでなく、育児への不安や孤立感といった精神的な負担を抱えることが多く、適切な支援がなければ産後うつや育児困難につながる可能性があります。そのため、宿泊型・デイケア型・訪問型などの産後ケアを提供することで、母親の心身の健康を守り、育児への自信を育むことができます。


香芝市の産後ケア事業の現状

香芝市では、令和3年6月のまなべの一般質問時に「令和6年度からの事業開始を目指す」としていましたが、ニーズの高まりを受け、2年前倒しして令和4年4月から事業を開始しました。現在、利用者が増加し、令和6年度からは要綱が変更され、新たな運用が始まりましたが、「真に産後ケアが必要な者」に支援が行き届いているかという課題が浮上しました。


令和6年12月定例会において、更に運用改善を求めたところ、市長は「基本的には希望する方が利用できるようにしていく」とこれまでの対応を見直し、実情に沿った今後の方針を示されました。諦めずに粘り強く訴えていくことの重要性を実感した瞬間でもありました。


利用しやすい環境整備にむけて

申し込み手続きの簡素化やオンライン申請の導入(令和7年度からの導入を検討中)

産後ケアの周知強化(母子手帳交付時の説明強化、子育て応援アプリやSNSでの情報発信)

費用負担の軽減を検討し、経済的理由で利用を諦める家庭を減らす

行政と議会の連携による制度の最適化

利用者の声を反映し、行政と定期的に意見交換

相談件数や利用実績のデータを分析し、より実態に即した改善提言を行う

他自治体の成功事例を参考にしながら、持続可能な支援モデルを構築


まなべが議員として果たすべき役割

産後ケア事業のさらなる充実に向け、議員としてできることは、市民のみなさまの声を丁寧に拾い、利用者目線での制度改善を提言すること。行政との対話を重ね、データに基づいた政策提案を行うこと。「香芝市なら安心して子育てできる」環境づくりを目指し、産後ケアと地域支援の連携を推進すること、です。

産後ケア事業をより充実させることで、香芝市が「笑顔で子育てできるまち」として、すべての家庭にとって安心できる場所となるよう、引き続き取り組んでまいります。

まなべ あき (公式)

2021.3.28 香芝市議会議員選挙に無所属新人として立候補し、初当選しました。さまざまな環境で育つ子どもたちが、いつでもどこにいても周りのひとから大事にされて健全に育つ社会を目指します。 これからの政治には、本当の意味で、愛情や感情を大切にする、ということが必要です。