チームで取り組む「産後ケア」その2〜情報を繋げる〜
念願!!ついに、叶いました。2021.3.9
ついに、産後ケアで困っている方に、行政の窓口(保健センター)でWAHAHAのことをご紹介していただけるかもしれません。
先日投稿した香芝市で、奈良県4人目の産後ドゥーラ誕生のお知らせ。そこに資格取得の動機となったエピソードに、「私も同じことを言われましたー」と同じ経験をされた方々の声が集まりました。
産後ケアのことを聞くと、香芝市では相談窓口で「ネットで調べてください」と言われるらしい。。この話、まことしやかに語り継がれてきた案件のひとつで、私自身もここ数年、何度か相談窓口に確認に足を運びましたが、その都度なんだかんだと真相には辿りつけないままでした。
いつもは、個人のママさんからのそれぞれのタイミングでの相談になりますが、今回は発信したこともあって同時に声が集まったので、これはきっちり確認してこようと思い、保健センター、児童福祉課で確認してきました。
保健センターでは、いつもは窓口担当の方が対応してくださるのですが、今回は奥の席から出てきてくださって、対応してくださいました。
Q「香芝市の産後ケアについて、お聞きしたいのですが、どのようなものがありますか?」
A「産後ケアについては、国からの努力目標で整備を求められている案件ではありますが、香芝市では何年後にこうなるということはまだ言えないんです。」
Q「全く何もないのでしょうか?」
A「こんにちは赤ちゃん事業として、定期的な対象者全員への訪問はありますが、個別での訪問はありません。」
Q「産後ケアを相談にきた人に、ネットで調べてください、とお答えしているというのは本当ですか?」
A「こちらでは、紹介できないので、ご自身で家政婦協会などを調べてもらうようにお伝えしています。」
Q「・・・・・・・(本当だったんだ。)」
気を取り直して、、
WAHAHAが今チームで取り組んでいる産後ケアのことをお伝えしながら。。
Q「産後ケアで困って相談してきた人に、こちらでネットで調べてください、と帰してしまうくらいなら、、、近くにこういうところがありますよ、と、WAHAHAにお繋ぎしていただけないでしょうか。うちなら、産後ケアを何とかしたいという想いをもったメンバーと繋がっていますので、困っている方をその方々にもお繋ぎすることが出来ます。困っている方をこれ以上傷つけないで欲しいんです。」
A「(しばらく考えられた後) そうですね。検討してみます。」
と、初めて、WAHAHAチラシを受け取っていただき、課内で情報を共有してくださるとのことでした。行政窓口には、これまで、数年間(サークル時代からだと7年ほど)何度も何度も情報をお繋ぎしてもらえるようにお願いに足を運んできました。その度に、1つの団体を個人に紹介するわけにはいかないから、チラシをお渡しすることも、紹介も出来ませんと言われ続けてきました。
1つの団体で駄目なら、熱意を持って活動している支援団体とネットワークを組めば、情報をお繋ぎいただけるかも、、。そんな想いもこめて立ち上げたのが、香芝市子育て連絡協議会「ふたこぶらくだ」でしたが、それでも叶わず。紹介はできません、で簡単に断られ続けてきていました。(他の市町村では、チラシを置かせていただいている自治体もあるので、全く無理なわけではないはずやからと、何とか香芝市でも、との想いは諦めきれませんでした。)
それがついに、チラシをたった一枚、受け取ってもらえたのです。本当に嬉しい瞬間でした。これで、相談に来られたママさんが、「何もない」という絶望には少なくとも追いやられずに済む。絶望したママさんが、泣きながら私のところに相談に来るということも減るかもしれない。「サポートが何もないという現実」に不必要に傷つけられる前に、相談に来てくれると思います。その循環をずっと作りたかったんです。本当に嬉しいです。
WAHAHAでの取り組みは小さな小さなものです。これだけで、香芝市の全域のママさんのケアが出来るとは思っていません。ただ、ひとつのモデルケースとして、こんな形なら産後ケアがしていけるのでは?という提案です。実際に産後のサポートをしながら、それぞれのママさんのニーズにお応えしやすい柔軟な体制を作っていくには、どうしたらベストかは常に試行錯誤重ねていきます。
それが出来るのは、「産後ケアどうにかしたい。産後のママさんのお力になりたい。」と本気で思っているメンバーが香芝にいて、私も本気で何とかしたいと思っているからです。その大きな一歩!
本当にありがとうございました。
嬉しくて嬉しくて、嬉しくてびっくりした日でした。
既に、長文になってしまったのですが、、
その日、児童福祉課でも同じ内容を確認してきました。
Q「香芝市の産後ケアについて、お聞きしたいのですが、、」
A「産後ケア、ありますよ。養育支援事業と言って、保健師、助産師、保育士が訪問する事業があります。」
Q「(そんなんあったんや!!これまで教えてもらったことがないけど、あったんや!)そうなんですね。産後困っておられるママさんたち、助かりますね。私のところに相談に来た方にもご紹介してもいいですか?パンフレットなどはありますか?」
A「ただ、この事業は元気なお母さんは使えないんです。悩み事がある方しかご利用は出来ないので、そんなには使えないんですよ。」
Q「(・・・。)こちらに相談に来られるお母さんは、十分に悩んでいるから相談に来られていると思いますので、その要件は満たしているかと思うので、そこは大丈夫だと思いますよ。」
と丁寧にお伝えしておきました。パンフレットはなく、その都度個別に対応するとのことでした。
それでも、兼任ではなく、その事業専任の保健師、助産師、保育士さんがスタンバイしてくれているとのことなので、困っている時にはお願いすることは出来るかと思います。ここについての情報は、今後もっと掘り下げていきますね。
ちなみに、こども課には香芝市内の保育施設全部のパンフレットと共に、WAHAHAチラシを置いていただいています。いつもありがとうございます。
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